ご挨拶
私たち人類は、貪欲に夢を追い続け、今や人工知能(AI)や自動運転などの情報技術が人間の生活を大きく変えようとしています。エネルギー分野でも、優れた環境性、高い発電効率で「夢のエネルギー」といわれる燃料電池発電などの多様なエネルギー源がすでに身近な存在になりつつあります。
しかしながら、めざましい技術発展の背景には、それが壮大なプロジェクトであれ、ささやかなプランであれ、それを発想し、具現化してきた人間集団の絶え間ない努力と英知の厖大な集積があるということであります。
国境を越えたグローバル企業にあっても、又地域社会に根をおろしたローカル企業にあっても、その原動力は「人」以外の何ものでもないということであります。即ち、国、地域社会、企業を恒久的に発展成長させていく原動力はまさに「人」そのものなのです。
このような観点にたち、人材の育成なかんずく人格の形成こそが最も重要な課題であると確信し、そこから生み出される能力、知力を基盤としたビジネスを通して、社会に貢献できる集団でありたいと願っております。
限りない社会の発展の中にあって、ともすれば失いがちな人間性を大切にし、私たちサンソマホールディングスグループの基本理念である「街の酸素になりたい」という想いを全社員が共有し、それを標榜しつつ明日に向かって邁進して参りたいと思っております。